モーニング娘。とリズム ’14を振り返る。
ふと、2014年あの頃の道重さゆみ(今の自分と同い年くらい)、モーニング娘。(’14)に会いたくなって、道重卒業公演のブルーレイを見ていた。
今思えば、つんく♂さんが全体プロデュースとして、コンサートも取りしきっていた最後の公演となる。
といえども、この頃EDM路線が確立して3年目ほど…僕はそこまで好きではなくて、でも今だとこの凄さはやっと少しわかるようになってきた。
僕は絶対的エース鞘師里保のファンで彼女の愛らしさ、生き方が好きだったんだけど、彼女のダンスからインスピレーションされたEDM、そして、鞘師の歌を当時そこまで好きでなかったため、もっと歌ものが聴きたいなと思っているところだった。(自分はその前のプラチナ期に影響を受けているため)
でも、歌ものを聴けたら、本当に満足しただろうか、
彼女たちは、本当に成長しただろうか
時代からいえば、プラチナ期から、メンバーが入れ替わり、スキルが若くなっていく中で、どうすれば彼女たちの持ち味を出せるか、どんな音楽を生み出せるか考えていたのが、2010、2011年だったのだと思う。
その時に、これだと思ったのがEDMで、そこからぶれなくなった。
つんく♂といえば、リズムという印象が以前からありはしたけれど、この時真の意味で、リズムにかけたのかなと思う。
EDMは音の幅が狭めという話もしていて、EDM、フォーメーションダンスでリズムを基礎から徹底的につけて、歌は少数精鋭、適材適所で、つけられる人からつけていく。
若さをフルに活動した方向性は、道重は体力的にギリギリだっただろうなと感じる。
鞘師にとっては、歌割りが多くなり、なかなか悩むことも多かったように思う。
モーニング娘。'14 『時空を超え 宇宙を超え』(Morning Musume。'14[Beyond the time and space]) (Promotion Ver.)
自分は小田せっかく歌姫で入れたのにと思ったけれども、今になるといいバランスだったとわかる。→記事読んで改めて、感じさせられた。
とにかく、プロデュースというのは、今できる限り、演者の持ち味を生かし、未来に繋げることなんだなと感じさられた。だから、ぶれず今につながっているんだと思う。
そこからのつんくEDMの広がりを考えても、しっかりと作った土壌は思いもよらぬ新たな世界を生むというのは、思う。
まぁ、こう書くと、ちょい変かもしれないけれど、
難解なドイツ音楽のような、そういうのが表現できるようなのが、今の娘。の音楽だと思う。いいアンプで聴いた時の低音の広がりすごい!お茶の間感も出せるからすごいよなぁ。逆にいうと、ハローの中でも、人気が落ち着いている娘。でないとこんな実験的なことはできないのだと思う。
モーニング娘。'18『Are you Happy?』(Morning Musume。'18[Are you Happy?])(Promotion Edit)
僕の好きなprinceの言葉でもあるけど、
「1度ヒットを出すんだ。そしたら好きなことができる。」
それは、黄金期培った人気から、優秀な人材、モーニング娘。愛というものが基盤とあり、この時代につながっていく。
One・Two・Threeという代表曲をEDMとして最初に打ち出せたから、今にもつながる。
モーニング娘。 「One・Two・Three」 (Dance Shot Ver.)
もっと深く前の時代も見ていったら今も楽しめるかもーー。