おとまなび① ドレミファソーラファミレド

譜読み元年の私が、どうやってこれから音楽を伝えたいのか、シリーズにして書いてみたいと思う。そんな人間が小学校・中学校、はたまた音楽を学びたい色々な人に対して、どんな教育(アプローチ)ができるのか。

 

 

happy-laulahan.hatenablog.com

 前回書いた記事は、好評頂いて、コメントも他の場所でいただきました。

語学と同じだよね、日本語しか話せないよりも、英語が話せる方が良い。

同じように耳コピだけより、楽譜を読めた方が良い。

 

オーディオマニアになりつつある僕に、大事な音楽仲間が教えてくれた「音楽は結局自分の頭で聴く」というのは、僕のこの1年の1番の学びである。その真意はまだ理解できていないと思う。

 

いくらいい音で聴いても、自分に届かなければ、意味ない。ましてや、本当に歌心を持って聞けているのかということである。

今思うと小中学生の僕は今と比べると、ひどい音で音楽を聴いていたが、その頃聞いていた歌は、何度でも繰り返し聞きたくなるし、聴くたび心が動いた。 Janne Da Arcなど今聞いても、ふと口ずさんでんでしまう。

今の曲作りにも、自然と生かされていると思う。

 

ということで、歌心があるのが音楽の最初の一歩だし、結局最終的に伝わるものだろう、

 

ちょいと前置きが長くなったが、ここから音楽をどうすれば、改めて学べる状況に持っていけるのかである。形として実体するものだと認知できるかである。

 

答えは、意外と近くにあった…

昨年は小中学校に勤めており、支援している児童とともに、ある先生の音楽の授業を毎週一緒に受けることができた。(僕自身支援で入りながらも、楽しみであった。)その先生が、5、6年生に向け1学期のリコーダーテストの課題にしていたのが、あの有名な…

 

ヤマハのCMソングである。

 

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僕はこの動画を探してて、初めてヤマハのこの曲は「いけのあめ」という曲が原曲なのだと知った。ヤマハオリジナルだと思っていた。

これを聞いたことがない小学生はおそらく、ほぼいないと言っていいだろう。

 

当時はこの曲をやることの意義をわかっていなかったが、今思うと使わないわけがない。リコーダーと言うと、笛星人などが有名であるが、僕は例え3、4年の音楽の授業をするにしても、いや1、2年でも鍵盤ハーモニカでこれを徹底して演奏させるであろう。

 

なぜかと言うと、

①聞いたことがあると言うことは、歌心がある。

②改名が音と同時に流れる。

③色々な演奏方法(記号)が含まれている。

 

今日は①についての話である。(②もちょっとごちゃ混ぜになってる)

器楽合奏法の授業で強調されていたのが、運指(手の動き)と音を連動させよと言うこと。この運指→次の運指はこれ→次はこう?追いつかないよ。。ドラえもーーん泣

と言うのが、のび太くん(小学5年生の時の僕である。)

 

いやもはや、この前までの僕…

楽譜と両方見て、考えて…止まってしまう。リコーダー始め、いろんな楽器でこう言う人は結構多いと思う。

ギターをやった人だとわかると思うが、コードと手が連動すれば、楽しくなる。

 

楽器を熟達した人なら当たり前かもしれない。でも、ほとんどの人はここで、楽器に対する嫌悪感を持つのである。手で暗記してしまうのである。そして、その人の意識から譜読みと言う概念がどんどん消えてしまうのである。

 

しかしこのドレミファソーラファミレドを奏でれば、あら不思議。ここの音がドだと知らぬまに連動してしまうのである。歌いながら、弾ける。ハノン等のの指練習は確かに大事だが、機械的になりやすい。これさえもクリアしている。

 

器楽合奏法では、猿の例えを教えてくれた。ある時代の猿は道具を使うはずがなかったのである。しかし、1匹が棒で蜂蜜かなんかを取り出した瞬間、最初は挿して落とすなどだったものが、自分の手のように棒を操るまでに学習したのだ。(つまり1代であるから、進化ではない)

それと同じで、その音が思いついた瞬間手が動いていなければならない。それを譜読みの学びと同時並行にいかに鍛えていくか。

 

これは、意外とほとんどの音楽教育で見落としていることではなかろうか。

音楽は生活の中で、聴いてる時点で、音楽を感じる学びの一歩をしている。しかし、ここから音というものをしっかり、認知し、自分の手で操れるようになるのだ。

 

とりあえず、今日はここまで!

続く…