なんのために生まれてきたの?
なんのために生まれて
なにをして生きるのか
わからないまま終わる
そんなのはいやだ
最近、やなせたかしさんの本を読んでいる。
合唱のスクーリングでいい詩だなぁって思う詩がやなせさんの歌詞だったこともあり、もっと知りたいと思っていた。明日が児童の卒業式だったり、最近自分の働き方について考えるきっかけもあり、望を持ちたいのかもしれない。
すごい哲学的な歌詞…でもこの曲を知らない子供は、日本ではほとんどと言っていいほどいないんですよ。児童と話してて、そんな話題になりました…
本を読んで感動したのだが、やはり、アンパンマンは希望の象徴なのだ。
やなせさんは、戦争も経験している。
敵と戦わなければいけないという状況への苦難も書いてあるが、だからこそ、アンパンマンはあんぱんを分けて元気を与えるヒーローにしたそうだ。しかも、アンパンマンはそんなに強くない。いつも負けそうになり、顔作ってもらったり、助けてもらう。
確かにバイキンマンという敵はいるのだが、ウィルスとその耐性の話で大事さを強調している。確かに素手で戦っているのである。
世の中も例えば同じで、反対派をやっつけてしまうとファシズムになってしまう。(中略)この反対派があって、バランスよくうまくいっている場合こそが、健康といえるんです。だから、アンパンマンの中では、アンパンマン対バイキンマンの戦いというものは、永遠に続いていくわけ。(なんのために生まれてきたの?やなせたかし p,47)
すごいこの部分に納得させられた。ディベートでも、両方の立場で意見を高め合うと言いますが、敵を憎んではだめなんですね。真っ向から戦うのです。
そうしたら、こちらも強くなってくる。少しずつ希望の話に近づいてきました。
本当に自分は何をして生きるんだろう。どんな存在意義があるのか。
今は確かにわからないんです。
でも、今日卒業式の準備で、
他のクラスの先生がこんなの作ってくれてて、それを5年生と楽しそうに飾るんですよね。
他の先生は、下級生からのメッセージのところに、自分も書いてて、かなり細かくて、知らないエピソードまで書いていました。
そのメッセージ貼る時も、せっかく貼るならって、不織布使って、周りを綺麗な色にしたり、花の形作ったり…いろんな先生の気持ちが準備に現れていました。下級生も然りでしょう…
それぞれ自分がその時できる精一杯をしているって感じたんですよ。
前、学校でliveした時の記事(Spring live in our school-曲作りに関して考える– - 晃-kou-のmusicology♪)に書きましたが、やらなくてもいいことをわざわざやってみるということかもしれません。
そうすることで自分の個性があらわれる。それをするために個性を磨くのかもしれません、
※私が何をしたのかは、明日書きますね!
なんのために生まれて、何をして生きるのか。今はわからない。胸の傷が痛むこともあります。
でも、一生懸命今できることをしっかりやっていけば、形になってそれはあらわれるんじゃないかなと思いました。そう考えると児童が曲を作ってきたことも1つの形かもしれません。いろんなことが実る、素晴らしい卒業式にしていきたいなぁ。
時ははやくすぎる
光る星は消える
だから君はいくんだ
ほほえんで
しっかり今を生きたいです。
追記
コメントでいい情報頂きました。
【こちらがオリジナルで高音質】やなせたかし先生のアンパンマンマーチ 【追悼】 NHK爆問学問で歌う - YouTube
やなせさん自身の生歌…とても、熱いものが 込み上げてきます。
こんな深い歌を歌えるよう、僕も一生懸命生きます‼︎