School of Rock

たまには映画の話を!

やっぱり好きなのは音楽映画‼︎

正直いうとdvdとか含めてもあまり、映画見るタイプじゃなくて種類的には年10本満たないくらいだけど…

 

School of Rock

LA LA LAND

Purple Rain

は外せない。年に何度も見る。

 

という本題からずれますが、昨日卒業式があり、退場の時、ギター弾かせてもらいました…

児童と行ったコンサートSpring live in our school-曲作りに関して考える– - 晃-kou-のmusicology♪にて、6年担任の先生が1曲目に歌った春めく空へhttps://happy-laulahan.hatenablog.com/entry/2019/03/11/192944?_ga=2.93211741.1520899260.1553146503-1914013626.1547361509を気に入ってくれて、ぜひ退場で生でやってくれないかと頼んでくれたのです。

 

自分も6年の担任の一人であるし、快くokし、児童達にも承認とり、決まりました。

 

みんなを自分の詩、曲、表現で送り出せたことは嬉しかった。他の人からもすぐに、先生の歌良かったと言われなかったのもよかった!(祝賀会等では言っていただけましたが…)

1つのBGMとして、6年の勇姿を彩られたかなと思います。

 

担任の先生も言ってくれたけど、子供達の心にはそういうところが残るんだと思う。それは僕にしかできない送り出し方…気持ちの送り方…本当のうた…

手紙にその曲の歌詞カードもしたためて、1人1人に愛を伝えました。

 

この話をしたのは、自分の1つの教師観というか、こんな大人もいていいんだ、おもしろいというところを見せるということに繋がると思う。(イメージは作品の中で、ひと光する佐藤二朗の役みたいな

自分の教師のイメージは、抜かりがない。

それも、とても大事で、自分はそこは弱いから、熱くしなければならないのだけれど…

 

そんな中でも、「こんな大人もいていいんだ、おもしろい」という子供の気持ちは、ある種可能性を広げると思うんです。本当に好きなことにも向かい合う姿勢、そういう姿を見せたい。

そして、その人に好きなことがあったら、全力で応援してあげたい。

 

これが、自分の中で、優先する価値である。ということでそう考えるようになったのは、一昨年School of Rockを家で見てから、この機会に改めてみたいと思いました。

 

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あらすじは…

音楽のことしか興味ないRock野郎デューイが、コンテスト前バンドから除名、家賃滞納でシェアから追い出されそう…危機に直面していた。シェアの相方にかかってきた臨時教員募集の電話に本人に装い、応募する。

最初は子供達に休憩と何も教えなかったが、音楽の時間に見つけた才能で、バンド結成を決意する。そして、クラス全員に役割を与え、バンドコンテストに挑戦する…

 

っていう感じですが、自分がこの話から、感動したのは…

①子供達の力が引き出されていく。

曲を自分でも作り始めたり、内気だった子がコーラスを始めたがる、バンド名、衣装、照明全て児童も共にバンドを作っていっている。デューイの励ましのあるコーチ力はすごい。

でもそれは、ファンタジーな部分ではなく、3年教育現場にいて感じることで、適切な目標さえ、かかげ、観察のもと役割を与えれば、子供達は自分達で動く力を持っているということである。これにデューイは触発されて、さらに児童を認め、より良いバンドに成長していく。

 

周りの大人が変化する。

校長先生、ルームシェアメイトのネッド…

自分で心にルールをかけていた部分が少しずつ、ほぐされていく。

校長先生は保護者の圧を恐がり、ユニークさをなくし、厳粛であったが、最後開き直り、バンド計画がバレた後、応援に出かける。ネッドは、ガールフレンドの強気な態度にnoを突き詰める。

かつて、大切に持っていた感情を思い出していくのが、最後ライブの場面…ここにうまく展開を盛り込むのがすごい。

 

Rock愛、音楽の力を大切にしている。

Rockのルーツについてもかなり細かくうまく物語に出していて、まさに愛を感じる。好きなものの力は大きい。それを通し、それぞれ居場所を見つけていく。言葉で説明できない何かを共有して、自然と今まで解決し得なかったことを解決していく。

だから最後はみんなhappyに終わる。

こんな1年、一生を思い描きたい。

 

以上のようなことを感じる。多分インタビューから感じるにデューイ役のジャックブラックは物語を脚本家(ネッド役でもあるマイク)と共に構想していき、作っていくうちに答えにたどり着いたのではないかと思う。これは、princeのPurple rainも同じだが、最初はテーマ以外よくわかっていなくても、作品を作り、公開する上で引き寄せていく。本当にしていく。

デューイの動き方などパフォーマンス力は、とてもコミカルで心を動かす。正直、本当に教師としても尊敬できる。当時の子供達(実は2003年公開なので、自分と同世代)も現実にデューイの教え子と感じているようだ。

この映画は、みんなhappyに完成させられると最初からイメージできていたのだろう。

(デューイに)変な遠慮や気遣いというものが全くないんだ。

 

と監督も述べているが、心から児童共接している。

ザック役の子も

(デューイ)はまるで行動が小学生みたいに一緒にいて楽しいんだ。

 

特典映像でも楽しい表情で遊ぶ姿がとてもみられる。

 

とにかくこの映画には教育的にも音楽的にも、うまくいくヒントがたくさん含まれているように思えて、自分を鼓舞したい時、見失った時、また見返したい。また分析して書くと思います。

 

是非見ていない人には見て欲しいし、見た人にもこの映画の面白さをもう1度見つけてもらえたら…と思う。

 

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